4) 川崎吹奏楽団の歴史

永遠に続くバンドを目指して

川崎吹奏楽団は1971年(昭和46年)、当時音大生だった田中保人氏により、氏の母校である川崎市立平間中学校の 吹奏楽部OBを中心に、川崎市周辺在住の大学生や高校生で結成され、氏がクラリネットを師事していた田中旭氏が常任指揮者に就任しました。

翌年の3月に第1回定期演奏会を中原会館(現エポックなかはら)にて開催したところ、 同館始まって以来の観客数という超満員の盛況ぶりでした。以後、年1回の定期演奏会の他に、特別演奏会、Happy Concert を開催してきました。

現在は毎週金曜日の夜に行う練習を軸に活動し、毎年11月に定期演奏会を、そして毎年初夏に Summer WIND Concert を開催しています。

近年、吹奏楽コンクールには出場していませんが、1975年(昭和50年)に神奈川県吹奏楽連盟(現在は神奈川県職場・一般吹奏楽連盟)に加盟と同時に吹奏楽コンクールに出場し、1975年から3年連続で神奈川県の代表に選出されています(1975年は財政難で代表を辞退)。

後に川崎市文化協会に加盟して地域に根差した活動に重点を置くようになり、 町内のお祭りや自治会ダンスパーティー、そして学校行事(文化祭・音楽教室)や保育園・養護学校への訪問など 地域とのふれあいを大切に多くの活動を精力的に続け、市民の皆様から「かわすい」の愛称で親しまれるようになりました。

川崎吹奏楽団はどこからも援助を受けないアマチュアの任意団体で、長年に渡る活動は苦難の連続でしたが、 特に団結成当時より団長を務め、音楽・運営の両面において中心的存在であった田中保人氏が1994年6月18日に急逝した折は、 団員にとって非常に大きな衝撃と試練を与えました。

今ではその試練を乗り越え、故人の遺志である「永遠に続くバンド」を受け継ぎ、 高校生から社会人、そしてシニア世代まで幅広い年齢層や様々な職業のメンバーが、川崎市内を中心に 東京・横浜・千葉から集まって、老若男女を問わずに合奏、そして音楽を楽しめる吹奏楽団を目指して活動を続けています。


川崎吹奏楽団のあゆみ

演奏会履歴、地域との交流イベント等、川吹の歴史を10年ごとにご紹介します。

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

川吹はあちこちで活動しております。 お近くで演奏のある際は、是非お立ち寄りください。